『遊天荘』の復興・維持を行いながら、武道や空手道を通じた江上茂の教えを後世に伝えます

君影草 完全版 第3章 第7話 『昭和三十六年頃』

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東急道場が出来てから、主人は一つの起点が出来たようで、必ず連絡すれば其処で取れるようになった。出来た翌年の六月に、新しく中央大学のOB杉本文人さんが助手として入られたから、福田さんと同期でもあったし、大変な空手熱心で、二人とも司法試験を志している勉強家でもあった。主人は本当に良い助手を得て、病弱な身体で心配なく師範を勤めさせて貰えると云っていた。

主人の顔が本当にいきいきとし、この道の仲間が出来たこと、自分の思う事をすぐ実験して貰える事に、ひどく満足している様であった。

福田さんと、杉本さんは、およそ性格が違う様にも見えたが、全くそっくりな面が無いでもなかった。

福田さんはあまり口数が多い方ではなかったが、語り出すと何処までも、真理を追求する性格で、主人が疲れていようがいまいが、とことん突っ込む人だったから、主人も福田さんを満足する為には大変な事だな、と素人の私も思った。

杉本さんは、第一印象は温かい人だなと思った。そして福田さんと異って甘ったれだなと感じた。

何しろ道場が始まって二年目も主人が入院したので、よく馬込にも連絡に来てもらって、親しくして戴いた。

杉本さんは、お母さんを早く亡くされて、男手で育てられた由で、やはりそんな環境だったのかな、と両親に縁の薄かった私は、やはり母性本能をくすぐる何かがあった。

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