『遊天荘』の復興・維持を行いながら、武道や空手道を通じた江上茂の教えを後世に伝えます

君影草 完全版 第5章 第1話 『松濤館建設近し』

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広西さんのお嬢さん

あれ程、見事に汐の引く様に主人から離れていった稽古人が、最高のものと考えていたであろう新体道から、少しづつ何時の間にか、何も無かった様に昔の仲間の所に戻って来て、稽古を始めていた。

彼等は、主人がどんな思いで過ごしたかは知る由も無く、むしろ主人がすすめたように錯覚を起こしていたのかも知れない。それは非常に巧みに根廻しして決行した事であろうから、彼等がもしこんなに早く新体道から離れて来たとしたら、彼等が考えた稽古と、何処か噛み合わないものがあったのではなかろうか。又は、あまりにも性急に、新体道を作り上げた故に、組織に不備があったのではなかろうか。

いずれにしても、私が一人切歯扼腕した何年かであったが、主人は何も彼も咎めはしなかった。

「去る者は追わず、来る者は拒まず」

之が主人の主義であった。しかし流石に嬉しそうではあった。

唯、正威は、新体道では青木さんのいいブレーンの一人らしく、彼に付いて地方を廻ったり、テレビに出たりしていた。私も、もう半ば詮めた気持で、それでも行く末はどうなるだろうかと、世の母親並みに悩んだりした。

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