『遊天荘』の復興・維持を行いながら、武道や空手道を通じた江上茂の教えを後世に伝えます

君影草 完全版 第6章 第3話 『支部 北から』

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山形支部

関根一彦さんは、中央大学空手部の昭和三十六年卒業である。小柄で少年の様に目の綺麗な可愛い顔をしているのだが、どうして、どうしてなかなかの闘志の持ち主であった。

其の頃の空手部は、血気盛んで大変だったらしく、昭和三十二年六月四日に正式な師範として迎えられているから、小柄な関根さんへの印象は、やはりあまり大きくなかった主人には、目についたのであろう。

第一、人なつっこい人だったので、我が家の子供達とすぐ仲良しになってくれた。彼の家は札幌にあり、父君は紳士服の店を大きくやっていられた。

彼は、卒業後暫く、洋服屋や布地問屋で実地に働き其の後札幌に帰って行った。

そんな彼の事、帰って間もなく稽古を始めたらしい。昭和四十一年九月二十八日に、いち早く札幌支部の名乗りをあげた。彼の地は寒く、さぞ大変だったろうと思う。

子供好きな彼の事。もの珍しくもあってか、子供が沢山集まった。

十年後には、子供の親達が「育成会」を作り側面から関根さんを助けてくれる様になった。

主人はその札幌に、夏一回出掛ける様になった。

札幌には、転勤になって行く人も多い事から、成城大学卒業の高嶋邦尚さんが三井物産札幌支店に転勤になった。同じ頃、学習院大学卒業の高橋建彦さんも三井物産札幌支店に行った。もともと札幌に学習院の古い卒業生で、水戸和郎さんが毎日新聞に勤めていて、関根さんが彼に相談したとも聞いている。

出来て暫くたった頃、私の長男尚志が札幌支店に転勤になった。四十五年頃の事だったろうか。結婚して長男が生まれ可愛い盛りであった。勿論着任早々、関根さんに引っぱり出された。

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